インテリアの基本

インテリア始める前の基本の「き」!3つの大前提とは?

これからインテリアについて詳しく話していく前に、

インテリアを始める前に、これだけは抑えてほしい大前提を3つにまとめました。

インテリアの基本の「き」と言える内容について、簡単におさらいしましょう。

[大前提①]インテリアは天井、壁、床で決まる

まず大前提のひとつめです。

これは賃貸の人にとっては残念な事実かもしれません。

そう、「インテリアは壁、床、天井で決まる」のです。

考えてみれば当然です。自分の部屋を見渡してみてください。

壁、床、天井が部屋の大部分を占めていることでしょう。

占める面積が大きければ、当然部屋の印象を決める割合も大きいわけです。

おしゃれな部屋は、まず壁からしてお洒落です。

賃貸や建売住宅によくあるビニールクロスなんて使いません。


引用:https://rehome-navi.com/articles/233

しかし日本の住宅のほとんどでビニールクロスが使われているのもまた事実です。。。

当然、ビニールクロスの部屋でも、壁紙を張り替えずにおしゃれにできます。

家具やインテリアアイテムの合わせ方でいくらでもカバーできます。

このサイトではその方法を伝えていきますが、

壁、床、天井から変えられると圧倒的に良くなるのも事実です。

 

まだ入居前のタイミングでこれを読まれている方は、

家具にこだわる前に、壁、床、天井にこだわることをおすすめします。

特に部屋のテイストが決まっている人は、床選びに気をつけてください。

床はフローリングが多いと思いますが、

フローリングの色が部屋のテイストに大きく影響するからです。

この写真のように、ナチュラルな部屋にしたい場合は、

ダークブラウンよりライトブラウンのカラーのフローリングがよいということです。

 

インテリアは家を建てる前から始まっている。

 

肝に銘じてお部屋作りに取り掛かっていきましょう。

[大前提②]生活感を減らす

誰が見てもいいね!となる部屋にはあまり生活感がありません。

確かに「生活感がある」という言葉はいい意味で使われませんよね。

例えばラグジュアリーホテルの部屋は生活感が無いから素敵に見えるのです。

しかし、現実はホテル暮らしではありません。

普通に生活してたら生活感が出てしまうものです。

ではどうすれば普通に生活しつつ、生活感を無くせるのでしょうか?

無理なく生活感を無くすには、以下3つのポイントがあります。

 

・消耗品を隠す

・使用済み感を消す

・物を減らす

 

この3つのポイントを抑えて無理なく生活感を無くしていきましょう。

詳しく見ていきます。

消耗品を隠す

家の中の消耗品に気を配ったことはありますか?

ここで言う消耗品とは、いわゆる非耐久消費財のことで、

ティッシュ、歯ブラシ、洗剤、ボールペンなどの日用品、生活雑貨に始まり、

お菓子やペットボトルなどの食品、シャンプーや化粧品まで多岐に渡ります。

 

これらの消耗品が見えると一気に生活感が出ます。

 

なぜか?その理由は、消耗品を覆うパッケージにあります。

売り場でできるだけ目を引くように、派手な色で大きくプリントされた文字、

クレームを無くすため、全面を覆う商品説明に品質表示、

できるだけ多く買ってもらうためにパッケージを安っぽく大衆的にデザインする。

絶妙にインテリアにマッチしません。

マーケティング的には正解なのでしょうけど、

インテリア的には不正解です。

また、消耗品に生活感を感じてしまうのは、

直接的に生活を連想させてしまうから、という理由も大きいです

開封済みの消費財なんて特に生活感を感じてしまいます。

とにかく消耗品の類は収納に隠すか、せめてカバーをつけましょう。

見せないのが一番です。

もし収納が無い、もしくは収納すると不便なのであれば、

パッケージから出してシンプルな容器に移し変えるのも良いです。

特にパッケージを見せてはいけないのはティッシュです。

リビングダイニングに置かれるので、必ず目につきます。

例えば私はティッシュはパッケージから出して、

このようなティッシュリングを乗せて使っています。

10年ほど使っていますが、家に招いた人にもとても好評です。

とにかくパッケージをできるだけ視界から無くすことを心がけてみてください。

使用済み感を無くす

次に、使用済み感を無くす」ということが大切です。

上でも触れましたが、

特に開封済みの消耗品などは、見える場所に置かないようにしてください。

また、

・かけっぱなしの服

・くしゃくしゃのシーツ

・ゴミ箱から見えるゴミ

・目立つ配線

なども使用済み感を感じさせます。

使用済み感とはつまり、「生活の痕跡」です

当然もっとも生活感を感じさせるものとなります。

服は基本的にはクローゼットにしまいましょう。

クローゼットが無い場合、コートハンガーを使いましょう。

シーツは綺麗に整えておきましょう。おすすめはシーツカバーをかけることです。

ホテルのベッドにかかっているあのカバーです。大きめの布でも構いません。

ゴミはこまめに捨てましょう。もしくは蓋つきのゴミ箱を使いましょう。

そして、意外と見落としがちなのが、「配線」です。

配線は家具の裏を通すようにして、できるだけ隠しましょう。

どうしても出てしまう場合は、壁に添わせましょう。

数本ある場合は一本にまとめ、配線が集中するタップは見えない場所に隠しましょう。

以上簡潔に例を挙げました。ぜひ使用済み感を無くして生活感を抑えてみてください。

物を減らす

最後にこれです。

物を減らす。無駄な物を置かない。

基本ですよね。でもこれができていなくて物に溢れている部屋が実に多い。

まず自分にとって現時点で必要な物と不必要な物を分けることが重要です。

そして不必要な物は思い切って捨ててしまう。

売れそうな物ならメルカリなどに出品してもいいでしょう。

そうです。いわゆる断捨離です。

自分の現状の部屋を見直すことからスタートしてください。

 

ただし、注意点として、物を無くしすぎて無機質になってしまっても、

良い部屋から遠ざかってしまうということです。

よくあるミニマリストの部屋も、人によっては良いでしょうが、万人向けとは言えません。

とにかく自分が生活していて無理のない範囲で減らすことが肝心です。

ストレスなく使えることこそ良い部屋にとってもっとも大事な条件なのです。

さてここで、

「居心地考えると思ったより減らせないな」と思った方や、

「でも物が多くてもお洒落な部屋ってあるじゃん」と思った方、

 

わかります。

 

確かに、物を減らすのと使いやすい部屋にするというのは相反する部分もあります。

ある程度物を置きつつ、お洒落な部屋にするにはどうすればいいのか。

次の大前提を見てみましょう。

[大前提③]物を揃える

そうです、

物がそれなりにあるのに、生活感が少なくお洒落な部屋は、

もれなく物が揃っています。

ここで言う「物が揃う」は以下二通りあります。

 

・物の置き方を揃える

・物のテイストを揃える

 

この二つを揃えることで、物をいろいろと置いても問題なくなるのです。

詳しく見ていきましょう。

物の置き方を揃える


単純です。物を一直線に揃えて置くと整って見えるという当たり前の事実です。

極端にやるとグリッドレイアウトとも言いますが、ある程度床にマス目があるかのように、

部屋に置く家具と家具、物と物のラインを揃えるのです。

揃えて置くことによって、部屋がすっきりとした整理された印象となり、

物が多い雑然とした感じを打ち消してくれます。

さらに高さを低く揃えるということも時として効果的です。

整うだけでなく、部屋に圧迫感がなくなり、広々とした印象になります。

物のテイストを揃える


物のテイストを揃えると、物が多くても部屋の雰囲気が崩れません。

例えば北欧テイストやビンテージテイストなど、

インテリアにはテイスト(部屋の雰囲気)というものがありますが、

家具、インテリアアイテム単品にも、それぞれテイストというものがあります。

他のアイテムと合わせなくても、単品でそのテイストを感じさせてくれるのです。

そうしたアイテムを同じテイストで揃えて置くと、物が多くても統一感があるので、

雑然とした感じがなくなるのです。

「でもどれがどのテイストでどう合わせればいいかわからない」という方も大丈夫です。

 

いろいろなテイスト別のおすすめアイテムやその合わせ方も、

今後の記事の中で紹介していきます。

楽しみにしていてください。

 

以上、インテリアを始める前に抑えておきたい、基本の基本についてお話ししました。

みなさんも物を買う前に、

今ある物や部屋を、まず見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。