ソファ

IDEE(イデー)のおすすめソファ①[座面/柔らかめ]

東京を代表するインテリアブランド、IDEE(イデー)は、
2020年、ソファを中心に15アイテムの大幅な価格改定(値下げ)を行いました。
そこで、格段に手に入れやすくなったイデーのソファを、
今回から4回に渡って全型紹介いたします。
もちろん実物を座り比べて座り心地を確認していますので、
ネットで購入する際の参考にしていただければと思います。

IDEE(イデー)とは?


IDEEは「生活の探求、美意識のある暮らし」をコンセプトに、
雑貨から家具まで多種多様なアイテムを取り揃えるインテリアブランドです。
IDEEの歴史は、1975年10月に創業者の黒崎輝男がアンティークの輸入を手がける黒崎貿易株式会社を設立したことから始まります。
その後1985年、IDEE SHOPを南青山(骨董通り)に出店し、
東京のインテリアシーンをリードするブランドへと育っていきました。
IDEEの家具はすべてオリジナルで、世界各地で活躍する外部デザイナーとインハウスのデザイナーとでデザインを手掛けています。

まいん
まいん
近年の新商品は、外部のデザイナーが多い印象ですが、ロングセラーの定番となっている家具は、90年代から2000年代のインハウスによる物が多いです。
当時のIDEEのインハウスデザイナーのレベルはとても高く、独立して活躍している人も多いです。

そして、2017年9月IDEEは無印良品を展開する良品計画に吸収合併されましたが、
無印店内でIDEEの商品が買えるようになり、取扱店舗数が増えたことで生産数を増やすことができ、今回の大幅な価格改定に繋がっているそうです。

まいん
まいん
個人的には良品計画に吸収された今でも、IDEEは日本でトップクラスのインテリアブランドだと思っています。
デザイナー目線で見ても絶妙な、オリジナリティ豊かなデザインはもちろんのこと、何より、イデーはインテリアブランドにしては珍しく、明確な「テイスト」を持っていないように感じます。
アイテムそれぞれに、「IDEEらしさ」は確かに感じられますが、それを言葉にしようとすると難しい。
人それぞれが、それぞれの「好き」に従ってアイテムを選んで組み合わせても破綻せず、「テイスト」にも縛られずその人らしいインテリアを作り上げることができます。
そして、それこそが今の時代における本当に「いい」インテリアブランドの基準なのではないでしょうか。

IDEE(イデー)のおすすめソファ[座面/柔らかめ]


今回はIDEEの中でも特に座面の柔らかいソファを紹介します。
(★の数が多いほど座面が硬いものになっていきます。)

まいん
まいん
IDEEのソファは主に国内生産がメインですが、中には海外で生産しているソファもあります。海外生産品はロット生産で在庫を持つことになるため、張地が数種類からしか選べませんが、価格は国内生産品よりお求めやすくなっています。

座面の硬さ★

PUUF (プーフ)


まずは定番、プーフです。
発泡ビーズを使った、いわゆる「人をダメにするソファ」の類です。
ヨギボーや無印良品の「体にフィットするソファ」が定番として有名ですが、
インテリアを考えると、イデーのプーフがおすすめです。
IDEEのプーフはカバーがとても素材感のある生地で、
他とは一線を画すインテリア性があります。

座り心地はもちろん柔らかいですが、無印やヨギボーよりはしっかりとした座り心地です。
カバーは毎シーズン新色が発売しますので、
季節や気分に合わせて着せ替えるのも楽しいですね。

まいん
まいん
直径70cmと42cmが選べるのもうれしいポイント。42cmでも全然座れるので、部屋が狭い方にもおすすめです。

 

BASIC SOFA (ベーシック ソファ)


クラシックなアームが特徴的なベーシックソファです。
コテコテのクラシックソファはなかなかインテリアに合わせるのが難しいですが、
シンプルにデザインされたこのソファなら、どんなインテリアでもほどよいアクセントになります。
こちらはIDEEで初めて作られたソファで、当初は白い張地で「日本で初めての白いソファ」として発売したそうです。
30年ぶりに座り心地をリニューアルし、より柔らかくなりました。
大きく膨らんだ座面は座ると大きくへこみ、ふかふかの座り心地です。
国産なので、難しいクラシックなアームも綺麗に作られています。

まいん
まいん
シンプルなソファに「ほどよく」クラシックなテイストを匂わせるIDEEのデザインセンスは当時からずば抜けていますね。

 

MOANA SOFA (モアナ ソファ)


モアナソファはとてもスタンダードなデザインで使いやすいソファです。
贅沢に羽毛を使ったクッションはふかふかで体が沈み込むような座り心地。
へたらないようにウレタンを羽毛でサンドイッチする独自の構造がポイントです。
国産で張地が自由に選べるので、個性のある張地で特徴を出しても面白いです。

まいん
まいん
デザイン的には非常にベーシックですが、国産ならではのこだわりのクッションが座り心地抜群です。

 

座面の硬さ★★

SERIEUX SOFA (セリュー ソファ)


セリューソファはイデーの中でもモアナソファに並び、
スタンダードで使いやすいソファです。
スタンダードなソファが欲しいなら、
布地ならモアナソファ、本革ならセリューソファがいいでしょう。
どんなインテリアにも自然にマッチするので使いやすいです。
柔らかいクッションは反発が少なく、体が沈み込むふかふかの座り心地です。

まいん
まいん
世の中には体の触れる面だけ本革で、側面や裏面を同色のビニールレザーにして価格を安くしたりするソファもありますが、こちらのセリューソファはオール本革です。は大きく使えば使うほど価格が高くなるので、アーム側面や裏面は接ぎあわせて価格を抑え、さらにそのステッチをデザインポイントとしているところが秀逸です。


引用:https://flymee.jp/product/103878/?pi_id=281184

 

[おすすめ] DIMANCHE SOFA (ディモンシュ ソファ)


IDEEの座面の柔らかいソファの中で一番のおすすめがこちらのディモンシュソファです。
ホワイトオークの無垢感を生かしたシンプルで素晴らしいデザインです。
羽毛がたっぷりと入ったクッションは座り心地ふかふかでボリュームがありながら、くったりとした質感が今っぽくおしゃれです。
16cmも幅のあるアームに本やカップなどを置くことができたり、フランス語で日曜日を表す「ディモンシュ」の名の通り、とてもリラックスして使えるソファとなっています。
張地は布だけでなく、ホワイトオークのフレームにぴったりなブラウンのフルグレインレザーも選べるので、お好みでどうぞ。

まいん
まいん
ディモンシュソファはマリナ・ボーティエ(Marina Bautier)というベルギーのデザイナーのデザインです。
マリナ・ボーティエは木の無垢感を生かした、シンプル素朴なデザインが持ち味で、
イデーでは他にもディモンシュテーブルやスティルトテーブル、スティルトチェアなど多数のアイテムをデザインしています。
デザインのテイストが一貫しているので、揃えてコーディネートするのもおすすめです。

 

[おすすめ] MATINEE SOFA(マチネソファ)

引用:https://flymee.jp/product/105925/?pi_id=365961
マチネソファはアームにまでフェザーを使用したふかふかで包み込まれるような座り心地が特徴のソファです。
見た目にもふかふかのボリューム感を感じるので、インテリアの雰囲気を柔らかくすることができます。
ホワイトオークの脚部がナチュラルな雰囲気を醸すので、同じくナチュラルな色味の張地を張るのがよいでしょう。

まいん
まいん
「ディモンシュソファ」と同じくマリナ・ボーティエ(Marina Bautier)のデザインで、シンプルに組まれた木部が共通しています。
インテリアの中で木部の印象を強くしたいならディモンシュソファ、張地の印象を強くしたいならマチネソファがおすすめです。

最後に

今回はIDEEの中で座面の柔らかいソファを紹介いたしました。
選ぶ際の参考にしてみてください。
次回は「やや柔らかい」ソファを紹介いたします。

まいん
まいん
IDEEの良さはヨーロッパのブランドに引けを取らないデザインが、日本の部屋にマッチしたサイズ感で手に入るところです。
IDEEにはどこかで見たことあるようなデザインがありません。
オリジナリティを突き詰めたデザインでありながら、違和感なく日本の生活に溶け込む。
それがIDEEが日本で唯一無二のインテリアブランドだと言える理由なのです。