おすすめ北欧家具

10万円~の北欧ダイニングチェア(肘無し)おすすめ3選

北欧インテリアに合う家具を価格帯別、

タイプ別に分けて紹介する北欧インテリアのおすすめシリーズ。

北欧インテリアに興味がある、もっと知りたい人や、

実際に部屋を北欧インテリアにしたいけど、どれを選ぶかわからない人、

テイストとかよくわからんけど、とりあえず部屋をセンス良くしたい人も、

この記事見てもらえば、まるっと解決します。

今回紹介するのは高価格帯となる、

10万円~のダイニングチェア(肘無し)」です。

まいん
まいん
100を超える椅子をデザインしてきて、椅子のデザインで国際家具コンペも受賞した筆者がおすすめを紹介していきます。

北欧インテリアに合うダイニングチェアを選ぶ基準


私が北欧インテリアに合うダイニングチェアを選ぶ基準は、

デザイン、素材、座り心地の3つです。

シンプルだけどこだわりのあるデザイン

北欧インテリアに合う椅子のデザインは、

シンプルな中にこだわりのデザインがある椅子」です。

椅子としてシンプルで癖がなく綺麗なのは大前提。

そのなかでどれだけ他にないデザインを込められるか。

それが椅子の魅力を左右するのです。

まいん
まいん
家具デザイナーとして数多くの椅子をデザインしてきた私が、それぞれのデザインのこだわりについて詳しく解説します。

オークかウォールナット

北欧インテリアをかたちづくるには、

基本的にはオークかウォールナットの家具を選んでいくといいでしょう。

この二つの樹種なら、低価格な椅子でも安っぽく見えず、簡単に雰囲気を出せます。

また、一部樹脂を使った椅子を紹介していますが、

高見えする質感の樹脂を選んでいます。

まいん
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ナチュラルな感じにしたいならオーク、
よりモダンな感じにしたいならウォールナット、
ブラックやグレーなどの単色の家具を差し込んでいくと、
現代的な北欧インテリア、ニューノルディックっぽくなります。

座り心地について

座り心地は個人差が大きい部分でもありますが、

私が座って座り心地に問題がないと判断したものを載せています。

まいん
まいん
海外ブランドの椅子は座面が高いものが多いので、背が低い方は国内ブランドの椅子がおすすめ。

それでは、おすすめのダイニングチェアを紹介していきます。

10万円~のおすすめ肘無し北欧ダイニングチェア

AOYAMA Chair(アオヤマチェア)/ ACTUS

まずはACTUSからAOYAMA Chairです。

ACTUS×製作マルニ木工×デザイナー深澤直人の最強タッグによる椅子です。

前回紹介したHIROSHIMA chairやRoundish chiarと同じく非常に高いクオリティです。

AOYAMA Chair(アオヤマチェア)をおすすめする理由

・圧倒的に美しいプロポーション


とにかくプロポーションがため息が出るほど美しいです。

置くだけで空間に心地よい緊張感が走ります。

日常に馴染むHIROSHIMAやRoundishより美しさを強調しているようにも見えます。

例えるならHIROSHIMAやRoundishが朝ドラ女優だとしたらAOYAMAはパリコレモデル(伝われ!

その秘訣は脚、座枠、貫、各部材の細さでしょうか。

これだけの細さで強度を保てるのはマルニ木工の木工技術の高さゆえ。

並みの工場では座枠を太くするか貫を足すか必要になり、ここまですっきりとしたプロポーションにはならないでしょう。

もちろん安易に細すぎず、生活で使いやすいバランスの良さは深澤さんの専売特許。

背板の形状は少しクラシカルで、いいアクセントになっています。

AOYAMA Chair(アオヤマチェア)を購入するなら


AOYAMA ChairはACTUSの公式オンラインショップから購入することができます。

オークとウォールナットという王道のバリエーション。

アームチェアもありそちらもおすすめなので、またアームチェアの記事で紹介いたします。

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CH33 / CARL HANSEN & SØN

この人は椅子の神様といってもいいでしょう。

ハンス・J・ウェグナーによるCH33です。

ブランドは、Yチェアをはじめ幾多のウェグナーデザインを世に送り出しているカールハンセン&サン。

CH33はウェグナーの数多くの椅子の中でもおすすめの一品です。

CH33をおすすめする理由

・曲線美と軽やかさの両立



ウェグナーのデザインの凄いところはいろいろありますが、

その一つに、「曲線の取り入れ方」があると思います。

これだけ曲線を取り入れながら、これだけモダンで軽やかな印象を形作るのは難しいのです。

曲線的にするとどうしてもクラシカルな印象になり、重い印象になります。

でもこの椅子はとても軽やかです。

なぜか?

それは座面下の空間を空けているから。

左右を繋ぐ座枠が座面に接しておらず、下がった位置に取り付いています。

これによって座面の下がぱっくり空いて、とても軽快になります。

そして正面から見た時の座面と背板の弧が強調され、印象的なデザインに感じるのです。

CH33を購入するなら


CH33には座面が張座のCH33Pと板座のCH33Tがあり、

材料はオーク材、座面のみオーク材orウォルナット材です。

塗装が数種類ありラッカー、オイル、ホワイトオイル、ソープから選べます。

個人的なおすすめは板座のCH33T。

板座のほうが座面が薄くスタイリッシュですし、板座でも座り心地は十分に良いです。

塗装はざっくりと以下の感覚で選ぶと良いでしょう。

汚れにくく、手間をかけたくない→ラッカー

こまめにメンテナンスできる、濡れ色で自然な光沢、経年変化を楽しみたい→オイル

こまめにメンテナンスできる、無塗装白木に近い自然さがよい→ソープ

オイルとソープの中間→ホワイトオイル

↓MAAKETで一度見てみてください。取り扱いが多く送料無料でおすすめです。

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CARL HANSEN & SØN

CH29P(ソーバックチェア)/ CARL HANSEN & SØN

こちらもウェグナー×カールハンセンによるCH29Pです。

通称”ソーバックチェア”と呼ばれています。

ソーバックとは木挽台という丸太を切る際に乗せる台のことです。

トラス構造(三角に組むことで強度を高める構造)でできており、

最小限の部材で必要な強度を成り立たせています。

CH29P(ソーバックチェア))をおすすめする理由

・トラス構造チェアの原型

トラス構造の椅子はよくある折り畳み椅子をはじめとしてよく見かけますが、

原型はこのCH29Pといっていいでしょう。

この構造は普通の4本脚の椅子に比べ部材の数を減らすことができるので、軽やかな印象になります。

さらに通常この構造で作る場合は座面の下で前後を貫で繋ぐのですが、

CH29Pの場合は前後を繋ぐ貫がないため、さらに軽快です。

前後の貫無しで強度的に成立するのは、

カールハンセンの圧倒的木工技術の賜物と言えます。

 

CH29P(ソーバックチェア)を購入するなら


CH29Pの材料はオーク材で、CH33と同様に塗装が選べます。

もちろん張地も選べますので、一度ご覧になってみてください。

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まとめ

以上10万円~のおすすめ肘無し北欧ダイニングチェアでした。

肘無しのサイドチェアでこの高価格帯になってくると流石に絞られてきますね。

ウェグナーの名作2つはもちろん良いですが、

AOYAMA Chairも現代的でとても洗練されていておすすめです。

カールハンセン×ウェグナー、深澤直人×マルニ木工と、

同じ組み合わせから名作が続けて生まれていることを考えると、

メーカーとデザイナーが長くコラボレーションを続けていくことは非常に大切だなと感じますね。

さて、次回からはおすすめの「アームチェア」を紹介していこうと思います。

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CARL HANSEN & SØN

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